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10月例会「北海道同友会創立50周年記念事業 南空知支部特別講演会」を開催

同友会南空知支部では、10月9日に10月例会として北海道同友会創立50周年記念事業南空知支部特別講演会を自治体ネットワークセンターマルチメディアホールで開催し、会員をはじめ、行政、経済団体、金融、教育なの各機関や市民の方など130名もの方にご参加いただき、盛会裏に終えることができました。 講演会は、『里山資本主義で地域を元気に』をテーマに株式会社日本総合研究所 主席研究員の藻谷 浩介 氏をお招きして開催しました。藻谷氏は里山資本主義とは、現在主流にある、「今だけ良ければ良い、お金が全て、自分だけ良ければ良い」というマネー資本主義ではなく、共生と循環再生のある経済システムであるとし、お金は交換のための手段で、価値の物差しではなく、価値は金銭に換算できない“かけがいのなさ”であると話されました。   また、周囲のイメージに流されず客観的な数値などを基に現状を認識することが重要だとし、現在の経済状況などが本当にそうなのかを会場内に問いながら進めていきました。特に地域の現状では、地方はますます疲弊するので、都市部に人口が流出しているが本当にそうなのかと会場内に問いました。都市部では人口が流入し高齢化はしばらく進むが、地方での高齢化が止まる地域が出てきており、高齢者福祉のための財源を、子育て支援などに回し出生数が改善している地域がある。そういった地域が今後どのような施策を考えていくかで地域の将来は大きく変わる。また地域の中小企業はそこで安心してく暮らすために雇用をしっかりと守っていかなければならないと話されました。   いままでモノづくりが進んでいない北海道はお荷物扱いされてきたが、現在日本国内で伸びている産業は、訪日外国人消費(インバウンド)、農業、林業であり、すべてが揃う北海道はこれから日本をリードする地域にしていかなければならない。また世界的に見ても北海道は恵まれた環境にある世界の宝である。この地の将来をどうするかを地域の住民がしっかりと考えなければならないと話されました。 参加者のみなさんからは大きな刺激を受けたとの感想が多く寄せられ、非常に満足だったとの感想をいただきました。