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【我が社の自慢23】 「力強い味わい」売りに(オホーツクビール 北見市)

 

 我が社の自慢は、ビアレストラン内に展示しているビール製造釜です。ドイツ製で表面は銅、内部はステンレス製です。

 

 当社は、1994年4月の酒税法改正後、日本で初めてビール製造内免許を取得し、多くの市民の協力の下、95年3月に醸造所併設のビアレストラン「オホーツクビアファクトリー」を開業しました。

 

 北見の地ビールとして市民に親しまれており、施設内にあるレストランでつくりたてのビールを味わうことができます。

 

 ビールは2基の釜で醸造するのが一般的ですが、当社は日本の地ビールとしては珍しい3基の釜で醸造しています。通常は加熱によりマイシェ(麦芽と温水を混ぜたもの)の温度を上げていく製法(昇温法)ですが、当社では一部のマイシェを別の釜で煮沸した後、残りのマイシェと合わせて温度を上げる製法(煮沸法)を採用しています。これにより力強い味わいのビールをつくることができます。

 

 また、オホーツクは季節により気温の差が激しいため、ビールの味にも影響が出てしまいます。毎回の製造前に、釜の状態、外部環境等を把握し、変化に合わせてさまざまな生きたビールを楽しめるように工夫しています。

 

 開業から23年、今も変わらず鮮度と品質にこだわったオールモルトビールをこの釜でつくり続けています。

 


 

 ▽設立=1994年、会員=取締役・渡辺克良、事業内容=ビール製造販売、飲食店業、社員数=35人