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長野同友会が北海道視察 共育を学ぶ研修に参加

2018年08月15日

 長野同友会では、6月28日から2泊3日の「共育を学ぶ北海道研修旅行」を実施し、16人が参加しました。

 

 きっかけは、経営指針の成文化と全社的実践に挑戦する会員が減ってきたことです。本質的な原因は何かと考えたとき、経営指針実践に不可欠な「共に育ちあう土壌」への探求が不足していたのではと思い至り、「共育」の発祥地・北海道同友会を目で見て体感することになったのです。

 

 初日、北海道大学名誉教授の竹田正直先生の話を聞いてから、同友会大学公開講座に参加しました。100人を超える参加者に驚き、66期目を数える同友会大学は、本気の大学です。報告はソーゴー印刷の高原淳社長。氏の「激訳経営指針成文化」を読んだ時の感激がよみがえり、グループ討論も有意義でした。

 

 2日目はアイワードさんとティーピーパックさんを見学。アイワードさんでは、本社と石狩工場を見学し、奥山敏康社長に話を聞きました。200人以上の社員が共に育つ秘訣は「日報」にあること、その日報を編集した「フォーラム」という社内報が会社の血液として全社員に流れている。ノルマや順番、当番は無い。自主的、自覚的な行動を最重要視するというお話に、一同思わずうなりました。

 

 70歳に近い私にも多くの気付きを与えてくれた今回の研修。「共に育つ」も「地域と共に」も「付加価値の増大」も、実際に見聞したからこそリアルに実感できたのだと思います。事務局と会員の関係性も新鮮でした。

 

 同行した弊社の女性リーダーはアイワードの女性専務さんを見て「私もあんな風になりたい」と新たな目標像を描けたようです。感動の3日間、北海道同友会の皆様本当にありがとうございました。

 

(本郷鶏肉取締役会長・長野同友会副代表理事 山﨑肇)