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気流

2018年03月15日

 2月9日に始まった平昌五輪は、日本中に多くの感動を与え閉幕しました。7競技102種目に渡って熱戦が繰り広げられたこの17日間で、日本選手団が獲得したメダルは史上最多の13個。競技は勝負の世界。勝者がいれば敗者もいます。

 

 ハイライトは、スピードスケート女子チームパシュート。決勝で対戦したオランダはスピードスケート王国で、今回出走した3人はそれぞれの個人種目でメダリストとなるなど傑出した個の力を持つチーム。日本が前回のソチ五輪では大敗を喫した相手でもあります。

 

 敗戦を糧にこの4年間、1年に300日以上のトレーニングを同じメンバーで積み重ね、互いの滑りの特徴や癖を体に叩き込んで決戦に備えてきました。個の強化はもちろん、「一糸乱れぬ隊列」に代表されるように、チームとしてどのように強化すべきかを考えてきた結果が今回の金メダルにつながりました。指導者と選手との信頼関係はもちろんのこと、何を強みとしてどこを目指すのかが明確にされていたことでしょう。今後はこれを継続していくことが重要です。

 

 国内の事業所の99%を占める中小企業の技術力こそ日本を支えています。日進月歩で進化する技術。しかし一方で、業種を問わず人材不足が叫ばれ、優れた技術の継承が危ぶまれています。社員とともに苦境に打ち勝つ企業づくりが不可欠です。これから入社式のシーズン。企業に新しい力が注ぎ込まれる春はもう間もなくです。