HOME 調査データ・資料
速報 今年の年末賞与はどうなるか 調査データ・資料
速報 今年の年末賞与はどうなるか〜暖房手当、年末賞与(予定)アンケート調査結果と中小企業の経営実態〜

 この調査は、当会会員企業(会員数5299社)へ10月28日にアンケートを郵送し、11月9日までに回答のあった317社についてまとめたものです。また今回、「暖房手当支給実績」「経営実態と金融動向」についてもあわせて調査いたしました。回答企業の平均資本金、平均従業員数は第1表の通りです。
なお、速報のため、回答企業数も十分でありませんし、この種のアンケートは比較的業績の良い企業ほど早めに回答を寄せる傾向がありますので、そのことを考慮してご活用下さい。

一、暖房手当は、昨年より大幅に減る

 「暖房手当の平均支給額」(第2表)は、作年より10%前後減っています。これは、灯油価格の値下りと経営環境の悪化によるものと思われます。

二、年末賞与支給予定額(全道平均)は13年連続前年を下回る。業種別では「運輸・倉庫業」「建設業」の減少が目立つ

 「年末賞与の地域別支給実績・支給予定」(第3表)をみると、全道平均で昨年より男性が3.55%の減少、女性で2.72%の減少と、13年連続前年を下回りました。地域別では、札幌以外より札幌の減少率が大きく、大都市部でも経営環境が急激に悪化していることを伺わせます。
 「業種別の支給予定額(全道平均)」(第5表)をみると、男女とも「運輸・倉庫業」「建設業」の減少率が目立ちます。一方、「卸売業」が、男女とも昨年より増加しており注目されます。
 「支給予定額分布(全道)」(第6表)をみると、一番多いのが、男性で「20万円以上30万円未満」(20.8%)、女性では、「10万円以上20万円未満」(30.7%)となっています。男女とも「0円」が11%を越えており、厳しさが増しています。

三、「建設業」「小売業」の経営状況が悪化

 「今期の決算状況と資金繰り」(第8表)をみると、「建設業」と「小売業」の赤字企業の割合が高く、資金繰りの厳しさが目立ちます。
前のページへ戻る ページ最上部へ戻る