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この調査は、北海道中小企業家同友会(代表理事三神純一、会員数5255社)がこの春に開催した合同入社式や新入社員研修会(函館、札幌、旭川、帯広、北見で開催)の参加者を対象に実施したアンケート結果をまとめたものです。
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「働く目的は何か」()をみると、男女とも第1位が「創造的に仕事をして、自分の人間的成長をはかるため」、第2位「お金を得て、幸せな家庭を築くため」、第3位「お金を得て、趣味やレジャーを楽しむため」となっています。しかし、「創造的に仕事をして人間的成長をはかるため」が、女性は55.2%と5割を越え、第2位以下と大きな差があるのに対し、男性は「創造的に仕事をして人間的成長をはかるため」(36.2%)と「お金を得て、幸せな家庭を築くため」(34.6%)がほぼ拮抗しています。
昨年と比較すると、女性は「創造的に仕事をして人間的成長をはかるため」が7.5ポイント増え、「お金を得て、趣味やレジャーを楽しむため」が4.5ポイント減っています。一方男性は「お金を得て幸せな家庭を築くため」が4.3ポイント増え、「独立して事業を営みたいから」が3.5ポイント減っています。
女性が「仕事のやりがい、生きがい」志向を強めているのに対し、男性は家庭重視を強める傾向が伺われ注目されます。 |
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「会社を選ぶ基準」()をみると、最も多いのは、男女とも「自分の個性や能力を充分生かせると思ったから」で、男性35.3%、女性37.8%となっています。第2位の「会社に将来性があると思ったから」は、男性が昨年の28.7%から32.3%へ3.6ポイントの増加、女性も昨年の19.7%から27.7%へと8ポイントの増加となっています。
また、「勤めるにあたり特に確かめたもの」()をみると、男性では第1位「仕事の内容」(38.6%)、第2位「給料、ボーナス、昇給」(17.7%)、第3位「勤務時間、休日、休暇」(14.0%)となっています。女性は第1位が「仕事の内容」(34.9%)、第2位が「勤務時間、休日、休暇」(19.3%)、第3位に「経営者の経営理念」(18.5%)がきています。特に、女性の「経営者の経営理念」が昨年より4.8ポイントも増え、一方男性の「給料、ボーナス、昇給」が昨年より3.2ポイントも増えており注目されます。
経営理念や待遇も含め、会社の将来性をしっかり見極め、自分の個性や能力を充分生かせる企業を選ぶ傾向が強まっているようです。 |
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「どんな会社を望むか」()では、男女とも「人間関係の良い会社」が最も多くなっています。第2位は、男性が「専門技能、知識が取得でき自分を伸ばせる会社」、女性が「自分の時間がきちんと持てる会社」と分かれます。第3位は男女とも「生きがいのある会社」となっています。 |
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「理想の上司像」()をみると、男女、学歴を問わず、「人間的に尊敬できる人」が圧倒的に多くなっています。第2位は、高卒女性を除き、「実行力・統率力のある人」となっています。
「新聞を毎日読んでいる人」()は昨年よりさらに減り、30%を大きく割り込み、「関心のある社会問題」()では男女とも「失業問題」「就職問題」が昨年より大幅に伸び、世相を敏感に反映しています。 |